“着る”アフリカ展
カラフルな高級スーツに身を包み颯爽と歩く男達。アフリカコンゴ共和国のサプールと呼ばれるファッショナブルな人々です。
サプールとはおしゃれで優雅な紳士たちを意味するフランス語の略称。そのスタイリッシュな姿に世界が注目。
サプールをはじめアフリカのファッションに焦点を当て知られざる魅力を紹介します。
サプールは1920年代にコンゴの人々がヨーロッパのエレガントな装いを知り取り入れたのが始まりと言われています。
オレンジ色のスーツにペイズリー柄のベストを合わせた目にも鮮やかなコーディネート。色使いは3色以内に抑えるのが基本的なルールです。
その中でいかに個性や美意識を表せるかが腕の見せ所。
平均月収が3万円のコンゴでお金を貯めて洋服店で買った服を着て街を闊歩するのがザプール等の生きがいです。
そんな彼らのポリシーは大切な服が汚れるから争わない。ファッションで平和をアピールしているのです。
一方、女性達も負けてはいません。カンガという東アフリカの布です。
サイズはおよそ160センチ✖110センチ。柄には様々なデザインがあります。
ペイズリー柄。花がら。
これはなんとあのマイケルジャクソンがモチーフです。
女性達はこのように体に巻きつけて来ています。
そしてカンガには必ずスワヒリ語の文章が入っています。
これは女性は果物のようなもの。優しくしてあげてねというメッセージ。女性達はデザインはもちろんこのメッセージでもカンナを選びます。
スワヒリの社会では女性は沈黙が美徳とされているため、書かれた言葉で気持ちを表すことがあるのです。
薔薇の孔雀は花嫁の象徴とされ、
添えられたメッセージは私が選んだの。
「鮮やかな色や柄だけで見てしまうのではなくて、ファッションというのはコミュニケーションの力があるということを感じていただけたらと強く思っています」。
会場:あーすぷらざ
会期:2019年1月19日~3月24日
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