石川直樹
この星の光の地図を写す
世界をフィールドに活躍する写真家・冒険家の石川直樹。活動の全容を紹介します。
標高6190メートル。北アメリカ大陸最高峰のデナリの山頂から見た景色。石川は23歳までに七大陸最高峰の登頂に成功しました。ここはその第一歩であり冒険の原点。以来20年以上世界の辺境を旅しながら写真を撮り続けています。
こちらは北極圏への旅の軌跡を辿ったシリーズ。
アラスカ、シシュマレフ村。白熊の毛皮を入れ干している光景です。先住民の文化や暮らしもカメラに収めました。
グリーンランドの村で出会った犬たち。アザラシ漁のためにソリを引きます。
その移動中に撮影した一枚。被写体がぶれていますが失敗作ではないと言います。
「犬ぞりのおじさんが犬に絡まったロープを取りに急いでるところで、その一瞬を撮ったんですけど、ソリを持ちながらこんなになって撮った。自分の体が反応したものを写し止めてます」。
世界で二番目に高い鼻標高8611メートルのK2.2015年石川はこの山に挑みました。
過酷な登山を支えるパキスタン人のポーター。
サンダルで標高5000 M まで登るといいます。この仕事で生きてきた現地の人の逞しさが伝わってきます。石川はデジタルカメラ全盛の時代に、昔ながらのフィルム撮影にこだわります。
「フィルムのカメラは出会って撮影したらそれはもう消せないわけでね、その一期一会の出会いをきちんと刻み込むっていう意味でも僕の中ではフィルムがすごく自分の身体と合ってるんですよ。風景写真というよりは自分と世界との関わりが写ってるんじゃないかなと思ってます」。
新宿区の東京オペラシティアートギャラリーで3月24日まで
会場:和泉市久保惣記念美術館
会期:2019年10月13日~12月2日
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