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アートシーン・百年の編み手たち -流動する日本の近現代美術-

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百年の編み手たち
-流動する日本の近現代美術-

 力強い筋肉質の体に毛皮をまとった坊主頭のフォルム。実はこれ鬼の姿を描いたものです。有島生馬は日本の鬼と西洋美術で描かれるサタン。いわゆる悪魔を融合させました。20世紀の日本の芸術家たちの特徴である融合性・多様性を見せる展覧会です。1900年以降。西洋美術の表現や手法を生かしながら画家たちは二つの違う要素を組み合わせる試みを始めました。例えば写実的なカニと抽象的な模様を組み合わせる試み。江戸時代の浮世絵に象徴される過去とこの絵が書かれた1948年当時の現在を組み合わせた作品。作家たちに共通するのは違う要素を融合させて芸術作品を生み出そうとするものでした。画家・朝倉摂の作品。日本古来の屏風を用い現代的な主題を書いた立体感ある作品です。背景に描かれたのは建設中の東京タワー。その前に佇むのは米軍兵と日本人の間に生まれた子供達。戦後欧米に追いつけと高度経済成長をし始めた日本。子供達は日本と西洋の融合を象徴する存在として描かれました。戦争の痛手から回復しようとする当時の混沌とした躍動感が溢れています。「日本の近代というのは西洋からの様々な新しい要素をというのが次々に入ってくる中でいかに選択していくか。そこが非常に意識的に選択洗濯していくというそこが創作活動の非常に重要な手段の一つであったかと思います」。百年の編み手たち。

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江東区東京都現代美術館で6月16日まで。

 

会場:東京都現代美術館

会期:2019年3月29日~6月16日

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