増上寺に展示されている今回の作品『五百羅漢図』。
極彩色の色使い、人物のユーモラスな表情…圧倒的な画力で描かれたこの作品はなんと全100幅!
仏画史上最大の規模を誇ります。
手掛けたのは幕末の謎の絵師・狩野一信。
彼が生涯をかけて完成させたのですが、当時無名だった狩野がなぜこんな超大作を描けたのか?
江戸中期に起きた“羅漢”ブームとは?
史上類を見ない驚異的な仏画に込められた想いに、芸人・又吉直樹さんが迫ります。
新美の巨人たち 五百羅漢図
放送:2019年5月18日
数十年に1度しか公開されない扉の向こうに答えはある。
東京・増上寺を訪れた又吉直樹。増上寺には徳川代々の墓があり、4年前に本殿の地下にギャラリーが完成した。狩野一信作「五百羅漢図」を鑑賞した又吉は着物の柄や霊獣に注目。 五百羅漢図は100幅で1つの作品だという。
狩野一信は10年を掛けて「五百羅漢図」を完成させた。
****五百羅漢図は普段10幅づつ展示されており、今回は羅漢の表情が際立った3幅を見せてもらった。仏画師・川端さんは「誰が見ても世界観や教えが伝わる描き方をした」と説明。
「五百羅漢図」が誕生した場所を訪れた又吉は、宗印一門が作った十六羅漢像を鑑賞した。一信の羅漢にはこれまでにないもう1つの試みがあった。
狩野一信作「五百羅漢図」。第45幅「十二頭陀。節食之分」には炎の光が落とす影も描かれており、 安村敏信さんは「まさに幕末の西洋画が入ってきた時代。一信ならではの面白い表現をしている」と説明した。4幅を残し病に倒れた一信だが、妻・妙安と弟子たちが残りを完成させ増上寺で公開した。又吉は「五百羅漢図を描く行為、100幅を完成させるという状態は一信さんを救っていたんじゃないかと思う」と語った。
***************
映画、ドラマ、アニメの動画視聴ならU-NEXT<ユーネクスト>。映画やドラマ、アニメの名作はもちろん、最新作も超充実なコンテンツ数が特徴です。その数120000本以上。まずは31日間の無料トライアルを是非お試しください。
映画、ドラマ、アニメの動画視聴ならU-NEXT<ユーネクスト>。映画やドラマ、アニメの名作はもちろん、最新作も超充実なコンテンツ数が特徴です。その数120000本以上。まずは31日間の無料トライアルを是非お試しください。