総合展示第1展示室
先史・古代展示リニューアルオープン
今、日本の考古学が飛躍的に進歩しています。
放射性炭素の測定などから、より正確に出土品の年代が分かるようになったのです。大きく変わった先史古代の歴史。それに合わせ総合展示がリニューアルされました。
最古の土器はこれまでよりも3500年遡ったおよそ16000年前に作られたことがわかりました。当時はドングリなどの果実が取れない氷河時代でした。土器は魚などの煮炊きに用いられたと推測されます。
やがて縄文の定住生活が始まると、用途によって様々な土器が作られます。
これは酒器とも太鼓とも言われる土器です。
炎が燃えるような装飾。縄や貝を使って模様をつけました。
さらに水田稲作を行った弥生時代の始まりも今までよりさかのぼることがわかりました。
「時代の変化は少しずつ進んでいったことというふうに大きく考え方が変わる」。
やがて紀元前一世紀。日本人は倭人として東アジア世界に登場します。
大陸との交流で鋼鉄製の武器などが伝わりました。
これは古墳時代の熊本の遺跡から出土した鉄製の兜です。
有力者が各地で戦い、競合したことを物語っています。
こうして古代の日本では、独自の社会や秩序が形成されていきました。
会場:国立歴史民俗博物館
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