チャンスはピンチだ。

響くアートの愛好家

アートシーン・荘司福・荘司貴和子展 −院展の巨星・創画の新星−

f:id:tanazashi:20190517230956p:plain

院展の巨星・創画の新星

 

荘司福・荘司貴和子展
院展の巨星・創画の新星−

f:id:tanazashi:20190517230807p:plain

荘司福。福の息子の妻貴和子

院展の代表的な作家の一人,荘司福。福の息子の妻貴和子。

f:id:tanazashi:20190517230846p:plain

至春賦

福は自然の奥底にあるものを見つめました。残雪の沼に咲く真っ白い水芭蕉。生命力が感じられます。

f:id:tanazashi:20190517230920p:plain

荘司貴和子 作品Ⅱ海

一方、海を描いた喜和子の作品は抽象的です。どこか懐かしさを感じさせる情景です。互いの才能に尊敬の念を抱きあった義理の親子の展覧会です。

f:id:tanazashi:20190517231043p:plain

家田奈穂

「福は具象的な作品。貴和子は抽象的な作品を描いていましたが、

f:id:tanazashi:20190517231115p:plain

荘司福 桜

それぞれ自然のをモチーフにして描いているという共通点があります。

f:id:tanazashi:20190517231146p:plain

荘司貴和子 題名不詳

対象的な作風を持つ二人の作品を合わせて紹介することで、戦後の日本画のあり方の一端をご紹介したいと考えました」。福は今の女子美術大学を卒業後結婚。しかし30歳で夫と死別します。

再び絵を描き始め地域の人々の暮らしなどに目を向けました。

f:id:tanazashi:20190517230740p:plain

荘司福

50代半ばからはアジアアフリカなどを取材します。

f:id:tanazashi:20190517230724p:plain

仮象

これは仏教の造形や信仰に触発された作品です。中央に描かれた仏。動物の骨は全ての命には限りがあることを暗示しています。

f:id:tanazashi:20190517230703p:plain

仮象

結婚する息子と妻になる貴和子の姿。紅白の花は祝福を表現しています。

f:id:tanazashi:20190517230644p:plain

「刻」。織田信長に滅ぼされた戦国武将朝倉氏の居館跡の光景です。遠い昔の武士たちの興亡を知るのは苔むした石だけです。

f:id:tanazashi:20190517230621p:plain

荘司貴和子 作品Ⅰ

貴和子は当初抽象的な作風でしたが次第に具体的な形を描き始めます。

f:id:tanazashi:20190517230503p:plain

荘司貴和子 作品Ⅰ

この作品に描かれているのは椿の花であることがわかります。

f:id:tanazashi:20190517230435p:plain

玄海の月

作風にはやがて情感が色濃く漂うようになります。背後にあるのは急速に都市化が進む時代への警鐘です。喜和子は日本人が伝統的な風習とともに目出てきた月を描きました。失われゆくものを慈しむ思いが感じられます。

f:id:tanazashi:20190517230422p:plain

この展覧会は神奈川県の平塚市美術館で6月9日まで。

 

会場:平塚市美術館

会期:2019年4月20日~6月9日

映画、ドラマ、アニメの動画視聴ならU-NEXT<ユーネクスト>。映画やドラマ、アニメの名作はもちろん、最新作も超充実なコンテンツ数が特徴です。その数120000本以上。まずは31日間の無料トライアルを是非お試しください。