チャンスはピンチだ。

響くアートの愛好家

サルバドール・ダリ作「テトゥアンの大会戦」に描かれた二人の男女の秘密とは【新美の巨人たち】

f:id:tanazashi:20190615074702p:plain

テトゥアンの大会戦

サルバドール・ダリ作「テトゥアンの大会戦」(諸橋近代美術館所蔵)

テトゥアンはモロッコ北部にある人口38万人の街です。

「白い鳩」と呼ばれるこの町は1859年から1860年のスペイン・モロッコ戦争によってスペイン軍よって占領されました。

 

f:id:tanazashi:20190615082527p:plain

テトゥアンの大会戦」マリアノ・フォルトゥーニ

ダリは14歳の時、画家マリアノ・フォルトゥーニが描いた「テトゥアンの大会戦」と出会います。ダリはそのころ父親や美術学校の権威に反抗し、屈折した日々を送っていました。

後年、ダリは少年時代に見たこの作品をオマージュするかのように描いたのが「テトゥアンの大会戦」です。

作品をよく見ると複雑で奇妙な世界が広がります。

空を飛ぶ馬、巨大な女神に向かう刃。そしてあることに気づくのです。

f:id:tanazashi:20190615083412p:plain

先頭を疾走するのは勇ましく剣を振り上げるモロッコの騎馬兵。

そこに描かれているのは二人の男女。

ダリとダリの妻・ガラの姿だといわれています。

ではなぜダリは作品に二人の絵を描いたのでしょうか。

美の巨人たち「奇才ダリの大作『テトゥアンの大会戦』」ではその謎に迫ります。

奇才ダリの大作『テトゥアンの大会戦』×シシド・カフカ

放送:2019年6月15日