唐三彩
−シルクロードの至宝
褐色と鮮やかな緑そして白い肌。三色で美しく彩られた女性。
中国唐の時代を代表する陶器・唐三彩です。唐三彩の銘品とその広がりを堪能する展覧会が開かれています。
唐三彩は王侯貴族の墓に埋める副葬品として作られたものです。
日用品をはじめ様々な職業の人たちが陶器で再現されました。
横笛を持った女性。
穏やかで可憐な表情です。墓の主の暮らしや趣味に合わせたモチーフが選ばれたと言います。
大きな口ひげをたくわえた彫りの深い顔。
はるか西方からやってきたラクダ。その背中に乗るのは商人です。
シルクロードを通じた東西の交流が盛んだった時代、ラクダは富の象徴とされエキゾチックな作品が多く制作されました。
ふっくらとしたフォルムと細長い取っ手が特徴的な水差し。
西方から伝わったガラスや金属の器を模した形です。
一方とっ手には龍。中国に古くから伝わるモチーフです。異国の文化と中国の伝統が融合した最先端の造型。死後の世界でも変わらぬ暮らしが送れるよう願いが込められました。
会場:出光美術館
会期:2019年6月22日~8月25日
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