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響くアートの愛好家

「塩田千春展:魂がふるえる」【アートシーン】

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塩田千春展:魂がふるえる

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空間を覆い尽くす赤い糸。

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作者の言葉「糸はもつれ、絡まり、切れ、解ける。それはまるで人間関係を表すように、私の心をいつも映し出す」

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アーティスト塩田千春が投げかけたメッセージです。

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今25年に及ぶ活動をまとめた大規模な展覧会が開かれています。

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「これを見に来た人また入ってて、何これわからないというところから入ると思うんです。舟は孤独と宇宙をつなぐものだと思っていて、そういうものを知っていくうちに、アートって面白いってなるんじゃないかな。そこでどこかご説明がつかない心の問題とかが緩和されるって言うか」

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黒い糸で繋がれた空間に閉じ込められたピアノ。

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燃えています。隣の家が火事で燃えた幼い頃の記憶。

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塩田はその時に焼け残ったピアノを美しいと感じました。観客が不在の中。奏でることのないピアノが静寂を生み出しています。

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作品に一貫して共通するのは不在の中の存在。人間が使ってきたものを集め、人の手触りや記憶を呼び起こしてきました。

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これは蚤の市などで集めた430個に及ぶトランクです。収集のきっかけは中に入っていた古い新聞でした。

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一つ一つに人生の足跡が宿っています。あなたはどうして旅に出るのか。私はどこへ向かうのか。

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塩田が展覧会の依頼を受けたのは2年前。

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しかしその直後に卵巣がんの再発を医師に告げられます。病魔を抱えた制作の日々でした。

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その私的な体験が込められた新作。

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自らの手足をかたどったブロンズ像。

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赤く染められた牛の皮は切り刻まれた肉体です。癌の治療の中で感じた心と体が置き去りにされているという不安を表現しました。

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塩田にとって作り続けることが生きる証です。

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東京六本木の森美術館で10月27日まで。 

 

会場:森美術館

会期:2019年6月20日~10月27日

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