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新美の巨人たち 横山大観「紅葉」

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島根県安来市。日本一と謳われる美しい庭園を擁する「足立美術館」。

“大観美術館”と呼ばれるほど、日本画の巨人・横山大観の作品を所蔵しています。

その数120点。

中でも毎年秋の足音と共に展示される傑作が、六曲一双の屏風に秋の渓谷が描かれた『紅葉』。

大観の栄光に満ちた画家人生の中でも最も豪華絢爛な作品です。
左隻には色づいた楓の大木が画面いっぱいに枝葉を広げています。

背後の一筋の川は右隻へと続き、緩やかな流れが急転。ほとばしっています。

燃えるように赤い葉、深い群青の川、白銀の飛沫…この輝きには革新的な驚きの技が!さらに飛び立つセキレイには、大観の切なる願いが託されていたのです。

今回は又吉直樹さんが足立美術館へ。

絵からあふれる大観の想いと対峙した又吉さんは、何を語るのでしょうか。さらに絵画の展示という概念を根本から変える新たな試みもご紹介します。

美の巨人たち 横山大観「紅葉」

放送:2019年10月5日

プロローグ

冬の美術館です。

春を迎え、夏を謳歌し、やがてその庭が色づきます。

するとこの美術館の至宝に出会うのです。秋が揺れている。

秋に震えている。

目にも鮮やかな色彩の宴です。

秋の渓谷に風がわたり、水の流れはとうとうと。

描いたのは横山大観

明治大正、昭和を生き抜いた国民的画家です。

《紅葉》はその画家人生の中でも最も絢爛豪華な作品。

しかも、多くの謎と秘密が隠されているのです。

まばゆいばかりの輝きはどうやって。飛び立つ一羽の鳥に託した物は。

本日は又吉直樹さんが横山大観の世界を旅します。

絶景の庭です。

それだけではありません一幅の絵のような庭もありました。

又吉さんが向かった先は。ここは一体どこでしょう。

足立美術館

島根県安来市は古代出雲神話が息づく街です。

ここに日本一美しいと歌われる庭園を持つ足立美術館があります。

なだらかな稜線を借景に悠然と広がる枯山水の庭。雨に濡れています。

又吉直樹さんが訪れました。

「雨でどうかと思ったんですけど雨は雨ですね」アメリカの日本庭園専門誌から16年連続で日本一の評価を受けています。

この美術館にはもう一つの名があります。

大観美術館。日本画の巨人、横山大観の作品をおよそ120点所蔵。

とりわけこの季節にだけ展示されるものがあります。

今日の作品横山大観作《紅葉》六曲一双の屏風に描かれた秋の渓谷です。

「大観は想像の画家とも言われますけども、全く着想力、発想力が非常に優れた画家でした。新しい日本画というものを常に追い求めていましたけども伝統を生かしつつもそれにとらわれずに新しい日本画を生み出して行った画家です」

左席には色づいた大木が画面いっぱいに枝葉を広げています。

目の覚めるような色彩。燃え立つ生命の色です。背後をとうとうと流れる川面の深い群青に沸き立つさざ波。繊細にして緻密な描写です。

その流れは右席へと。穏やかな川は岩に当たって急変しほとばしっています。

飛び散る飛沫が光を受けて輝いています。

ダイナミックな水の力。又吉さん気になるものを見つけたようですよ。「貼っているんですか。描いているんですか。

四角い形の物をすごい小さいも10みたいなやつと」大観はこの絵で様々な新しい技法を試しています。一体どんな。

 

では眩しく輝くこの画面に大観が用いた技法とはどんなものなのでしょう。

輝く部分はプラチナです。

プラチナは経年劣化により黒ずむ銀とは異なり、輝きを保ち続けます。粒上の砂子。

四角い切箔。細く切られた野毛。

この三つの箔にはそれぞれ役割があります。箔師の遠藤紀夫さんにその技を見せていただきました。

 

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