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「生誕140年記念 荻原守衛展 彫刻家への道」【アートシーン】

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生誕140年記念 荻原守衛
彫刻家への道

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明治末に開催された展覧会場に当時の日本人には理解しがたい彫刻が置かれていました。顔も体も足先もない未完成のような作品です。

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作ったのは彫刻家荻原守衛

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パリで最新の技術を身につけロダンに「君は弟子だ」と認められるまでになった男です。

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生誕140年を記念した展覧会が開かれています。

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画家を目指し、洋行した荻原はロダンの作品に出会い、衝撃を受けます。命の宿る芸術を見たのです。

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以来彫刻家になるべく修行。たちまち頭角を現します。

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そして帰国後第一作として取り組んだのが

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創作の跡を荒々しく残した文覚上人の像。

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平安時代末期、文覚は同僚の妻に恋い焦がれた末誤って殺してしまいます。実はこの時荻原も道ならぬ恋に悩み抜いていました。

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友人の妻相馬黒光に想いを寄せていたのです。

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翌年作った女性像は泣き崩れるようにうつ伏す姿。

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その苦しそうな口元まで見えます。

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荻原の最後の作品です。跪きながら体を伸ばし顔を上に向けている女性。

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目を閉じて全てを受け入れているかのようです。

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この像を石膏で仕上げた後、荻原は病に倒れ亡くなります。三十歳の若さでした。

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「彫刻自体に命を吹き込んだというのはヨーロッパではロダンだと言われていますし、そういう意味では日本では荻原。ロダンの精神性に学んだという風に入れると思います今の日本の彫刻があるのが荻原がいたからという風にも言っていいかもしれない」

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新宿の中村屋サロン美術館で12月8日までです。

 

会場:中村屋サロン美術館

会期:2019年9月14日~10月29日、11月1日~12月8日

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