バスキア展 メイド・イン・ジャパン
勢いのある筆づかい。
鮮やかな色彩。
1980年代ニューヨークのアートシーンに彗星のように現れたジャン=ミシェル・バスキアの作品です。今130点に及ぶ作品を集めた展覧会が開かれています。
1960年ニューヨークブルックリンに生まれたバスキアは幼い頃から美術や音楽に触れて育ちました。21歳の時初めて開いた個展が成功。一躍美術界の寵児となります。27歳の時ヘロインの過剰摂取で亡くなりましたが4000点以上の作品を残しました。
当初、街角の壁などに絵を書いていたバスキア。その初期の作品です。
道端で拾ったドアはバスキアにとって格好のキャンバスです。
宿泊した友人の部屋にある家具にも絵を書いてしまい追い出されたというエピソードも残っています。
敬愛するジャズミュージシャン達を描いた作品。
とりわけチャーリー。パーカーの即興的な演奏を好んだと言います。この絵には個展を開くために来日した時の体験も反映されています。
折り紙を見たバスキアは文字の形にも関心を示し、見たままに書き込みました。
バスキアの父はハイチ系の移民でした。かつてのアメリカには石鹸で洗えば黒い肌も白くなるという宣伝文句がありました。
これは石鹸が最初から黒かったらという皮肉でしょうか。
バスキアの自画像です。彼はインタビューの中でこう語っています。「僕の絵の中にいる黒人たちは喜んでいて理解されていると思います。僕の描く絵はそんな感じのものです」
この展覧会は東京六本木の森アーツセンターギャラリーで11月17日まで。
会場:森アーツセンターギャラリー
会期:2019年9月21日~11月17日
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