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「美意識のトランジション 十六から十七世紀にかけての東アジアの書画工芸」【アートシーン】

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美意識のトランジション
十六から十七世紀にかけての東アジアの書画工芸

16世紀から17世紀。交易による影響は日本にとって大きな文化の変わり目でした。この時代を代表する名品の展覧会です。

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トランジションとは英語で過渡期とか、美術の様式とかそういったことを言う言葉らしいんですけど、

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元々は焼き物のトランジショナル様式っていう、明から秦にかけての中国の貿易陶磁。特に西洋向けの貿易陶磁の事を言います。

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日本の方も桃山から江戸っていう、過渡期だったということなので、様々な文化というか流行の移り変わりっていうのが見られると思います」

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中国明の時代。景徳鎮で作られた磁器です。龍と鳳凰が隙間無く描かれ、日本ではその色彩の美しさが人気でした。

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こちらは日本製の磁器です。この頃陶器の焼き物はありましたが、色鮮やかな磁器は大変珍しいものでした。

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山水図を書くのは当時の日本の流行のようです。周りの唐草文様は中国風のデザインでした。

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南蛮文化の到来はファッションにも影響しています。

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これは戦国武将、小早川秀秋のものと伝わる陣羽織。ヨーロッパの毛織物ラシャで作られています。特に赤い色のラシャはしょうじょうひと呼ばれ、信長や秀吉も愛用したといいます。

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伝統ある書の世界もトランジション。いわゆる過渡期がありました。

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杜甫の詩を古代の書体篆書で書いた傅山(ふ ざん)。誇張した表現にはのびのびとして遊び心があります。中国でこのような大画面に諸を書くようになったのは16世紀末頃からでした。

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一方こちらは日本。桃山時代の公家、近衛信尹の書です。六曲一双の屏風にしたためられたまさに大画面です。後に寛永の三筆と呼ばれました。日本で大きな画面の所の先駆けとなり、独自の世界を作るようになります。

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この展覧会は東京世田谷の五島美術館で12月8日まで。

 

会場:五島美術館

会期:2019年10月26日~12月8日

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