北斎 視覚のマジック
小布施・北斎館名品展
今年没後170年を迎えた浮世絵師葛飾北斎。北斎が用いた構図や技法に注目し、その魅力に迫る展覧会が開かれています。
代表作富嶽三十六景。東京目黒区の寺からの眺め。町人たちが遠く聳え立つ富士に見とれています。
板張りの床は見る者の視線を誘うように富士に向かって一直線に描かれました。
晩年の北斎が描いた獅子たち。毎日書いては庭に捨てました。そのことで邪気が払われると信じたのです。
素早い筆使いで描かれた獅子。
北斎の暮らしぶりも垣間見れる貴重な作品です。
信州小布施で描いた祭り屋台の天井絵。
今にも浮かび上がってきそうな鳳凰です。
黒い背景に塗りつけられた金粉。赤、青、緑、藍の色彩が舞い踊る鳳凰の優美さを引き立てます。
ぶつかり合い砕ける波。
波しぶきは北斎が得意とした鉤爪状に描かれています。
青い波を渦巻くように配置することで、絵に吸い込まれるような感覚を呼び起こします。
東京のすみだ北斎美術館で来年1月19日まで。
会場:すみだ北斎美術館
会期:2019年11月19日~2020年1月19日
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