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「絵のみち・祈りのこころ―後藤純男の全貌―」【アートシーン】

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絵のみち・祈りのこころ―後藤純男の全貌―

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雨上がり。日の光が差した瞬間の寺の門。

まるで仏画のような荘厳さを備えています。

今、日本画後藤純男の没後初となる大規模な回顧展が開かれています。

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後藤は平山郁夫と肩を並べる実力を持つと言われた日本画家。

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22歳の時、院展に初入選した作品です。千葉の寺に生まれ僧侶となる修行をしていた後藤はこの入選を機に画家へ。

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後藤にとって絵は仏の道を追求するものでした。

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30代その名声を不動のものとしたのが滝を描いた作品です。

険しい岸壁が金色で描かれています。左側には流れ落ちる滝。

壮大な自然を前に自らの小ささを思い描いたという作品です。

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手前には軽石を砕いて絵の具に混ぜ描いたという木々が。

大自然の厳しくも神々しい姿です。

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2月の京都。美しい雪景色を求め嵐山へ向かった後藤。

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木々の一つ一つを祈りを重ねるかのように描き込んだ絵はさながら写経のようです。

60代にして描いた渾身の力作がこちら。

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長谷寺に奉納された襖絵。一対で幅10 M を越す大作です。

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中国の雄大な風景に魅せられ、何度も足を運んでいた後藤。金箔に絵の具を重ねることで生み出される空気の揺らぎ。素朴で単純化された描写。

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新たな表現に挑み続けました。

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「後藤にとって、描くことでを描くことと経を唱えること、祈りを捧げることはイコールでした。一度自分は捨てたと語った仏道に対して、今度は日本画家として何ができるのかそういった恩返しという意味が非常に強いと思います」

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この展覧会は千葉県立美術館で今月19日まで。

 

会場:千葉県立美術館

会期:2019年11月2日~2020年1月19日

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