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響くアートの愛好家

「壁に世界をみる—吉田穂高展」【アートシーン】

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壁に世界をみる—吉田穂高

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まっすぐ正面を向いた一軒の建物。

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至る所に蟹のモチーフがあり看板にもカニ料理と書かれています。

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くっきりとした地平線にポツンと家だけ。

なんとも不思議な存在感を放つこの版画は吉田穂高の作品です。

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戦後を駆け抜けた前衛作家吉田穂高の展覧会が開かれています。

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芸術家の父の影響で版画を始めた穂高

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抽象画やポップアートなど様々なジャンルに挑み自身のスタイルを模索しました。

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30代から夢中になったのは街中の塀や杭など普段意識しないようなものばかりでした。

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それは何故だったのでしょうか。

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「みなさんがよく世界に行って訪れる名所風景というものは、例えばいろんな形が写真に撮ったり記憶に残ったりということでそれなりに残されていくものなんですけれども、名もない塀や壁や家というものは記憶とともに時間の流れと共に消え去っていく儚いものなので、そういうものへの穂高さんのこだわり愛着っていうものはすごく強かったみたいですね。

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一つのたたずまいとして作品に仕上げていくことで、名もなき対象物の一つの肖像画として成り立たせていくみたいなというシリーズになっているので」

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穂高が最も愛した対象物。メキシコの壁です。

目を引くのは情熱的な赤。所々剥がれ落ち傷がついています。

メキシコ人の家族を何世代にも渡って守り続けてきた壁かもしれません。

そんな名もなき壁に穂高は共感しました。

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東京の三鷹市美術ギャラリーで2月16日まで。

 

 

 

会場:三鷹市美術ギャラリー

会期:2019年12月7日~2月16日

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