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響くアートの愛好家

「ハマスホイとデンマーク絵画」【アートシーン】

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ハマスホイとデンマーク絵画

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一人佇む後ろ姿の女性。静まり返った時間。

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描いたのはヴィルヘルム・ハマスホイです。

近年注目を集めるハマスホイと彼を生み出したデンマークの絵画を紹介します。

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19世紀前半多くの芸術家の登場でデンマーク絵画は黄金期を迎えます。

画家たちはそれまでに過ごされてきた身近なデンマークの風景に目を向けました。

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愛らしく指さす子供と見つめる女性。

1880年代以降画家自身の家庭を題材とした絵画が描かれるようになります。

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家族や友人と過ごす何気ない日常の場面。

親密さはデンマーク絵画の特徴となりました。

その後こうした表現にも変化が現れます。

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窓辺にいる少女。しかし表情は伺えません。

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画家たちは人物よりも室内空間を描くことに関心を寄せるようになります。

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そんな中、静謐さを湛えた表現で注目を集めたのがハマスホイです。どこか郷愁が漂う女性の後ろ姿。開け放たれたドア。

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人も家具も描かれていませんが独自の美意識が感じられます。ハマスホイは好んで古い建物に住み1916年にこの世を去るまで室内画を黙々と描き続けました。

ハマスホイの言葉です。

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「私はかねてより古い部屋には、たとえそこに誰もいなかったとしても、独特の美しさがあると思っています。あるいはまさに誰もいない時こそそれは美しいのかもしれません」

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「彼が描く室内画は彼が生活をしていた自宅の室内ではあるんですが、そこから生活の痕跡っていうのは完全に消し去られています。非常に簡素な、空っぽの室内という風にも言われたりもしますけれども、自分が愛した古い文化が少しずつ消えていくという時代の中にあって、

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消えていくものに対するある種の慈しみであったり、そこに堆積していた時間であったり、そういったものを愛おしく思いながらカンバスの中に閉じ込めてみたんじゃないかなという風に思います」

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上野の東京都美術館で3月26日まで。

 

会場:東京都美術館

会期:2020年1月21日~3月26日

 

 

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