日本書紀成立1300年 特別展『出雲と大和』
今年は日本書紀が成立してからちょうど1300年。それを記念した展覧会です。
「発掘や記録によって日本の歴史は徐々に明らかになってきました。古代日本の成り立ちを考える上で重要な役割を果たした出雲と大和。島根県と奈良県の名品を通じてご紹介いたします」神々が集うという聖地出雲と大和。
1984年1度に358もの銅剣が出土し人々を驚かせます。祭司に関わる道具と考えられるものです。
1996年には39もの銅鐸を発見。
表面には渦の紋様。
そしてトンボの紋様が表されています。銅剣と銅鐸などは弥生時代の出土品です。
2000年にも大きな発見がありました。出雲大社の敷地から本殿の柱が発見されたのです。鎌倉時代のものでした。
直径1 メートル近くの巨大な柱が3本合わさって一本の太い柱の役目を果たしていました。
この発見により当時の本殿がいかに大きいかが分かりました。
古の本殿を1/10のサイズの模型で展示しています。
一方奈良県では古墳時代のものが数多く発見されています。こちらはメスリ山古墳。
ここからは円筒形の埴輪が出ています。
最大のものは2メートル42センチの高さでした。
こうした円筒埴輪が多数並べられていたと考えられています。
これがメスリ山古墳の当時の想定図です。
メスリ山古墳から6キロほど離れた黒塚古墳からは銅鏡が34面出土。
そのほとんどに中国で信じられていた神の姿が表されています。
金色に輝く装飾品は馬の鞍の金具。様々な文様が見られます。
これは象。
こちらは鬼でしょうか。大きく目をむいています。
これらの豪華な馬の金具は藤ノ木古墳から見つかりました。
飛鳥から平安時代にかけての仏像も数多く展示されています。
こちらは浮き彫りの石仏。
古代の石仏は数が少なく大変貴重です。
出雲と大和。上野の東京国立博物館で3月8日まで開かれています。
会場:東京国立博物館
会期:2020年1月15日~3月8日
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