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「狩野派 画壇を制した眼と手」【アートシーン】

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狩野派
画壇を制した眼と手

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室町時代から江戸時代にわたり画壇の中心にあった画家集団狩野派。時の権力者たちの欲求に応える安定した技術。それは過去の絵画を模写して蓄積した技術の賜物です。目と手、鑑定士と画家。二つの側面から狩野派を紐解きます。

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江戸時代初期、狩野派に持ち込まれた中国の水墨画

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狩野派の元には数多くの鑑定の依頼がありました。

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そのほとんどの作品を狩野派の画家たちは模写していました。

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そのことが狩野派に美術家としての観察力と技術力をもたらしたと言われています。

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当時狩野派の鑑定は絶大なる権威を誇っていました。

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狩野探幽は四季の情景を描いたこの室町時代の屏風を土佐光信の作品と鑑定しました。

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作品の中に大胆に書き込まれた鑑定結果。現在から見るとその根拠が不十分。当時の狩野派の権威を偲ばせます。

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その屏風絵に習って生まれた作品があります。

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探幽の甥の常信が描いた桜や紅葉などが美しい水辺の風景。鑑定した絵を模写し自らの作品に生かす。それを弟子たちが学ぶ。狩野派の伝統はこうして受け継がれていったのです。

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狩野派の便利は個性が感じられません。彼らの価値観というのはやはり過去の作品をより忠実に移すことに重きが置かれていたので、

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そっくりそのままに写すということに大きな価値観が置かれていました。

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これは現在の価値観からするととても違和感がある価値観ではありますけれども、それこそが江戸時代を通じて大切にされた狩野派の価値観であり

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ひいては江戸時代の絵画の価値観であったということを改めてご紹介したいなと思っております」

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この展覧会は東京丸の内出光美術館で3月1日まで。

 

会場:出光美術館

会期:2020年2月11日~3月1日 新型コロナ対策のため会期縮小

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