「兵庫県立横尾救急病院展」
実在する病院の展覧会ではありません。
美術家横尾忠則が自らの病気の体験などをテーマにした展覧会です。
滝に打たれるターザン。
その強い体は幼少の頃からの憧れ。
旅行にとって肉体は作品に欠かせない存在でした。
年を重ね、様々な病を抱えるようになると肉体はさらに日々の関心事となります。
不眠症などの症状を克明に、しかしユーモアを持って記録しています。
取材旅行中アレルギーを起こし救急車で運ばれた横尾。
運転するのは敬愛する画家ジョルジョ・デ・キリコ。
歯車に乗った女神が見守ります。
中学生の頃に隣村で起きた殺人事件を題材にした作品。
テントの向こうから覗き込む人。
その中の一人。
検視を目撃した横尾少年の恐怖が描かれています。
横尾が79歳の時、突発性難聴を発症。
周囲の音が聞きづらくなることで耳の存在を強く意識するようになります。
難聴を発症した日に起きた竜巻。
絵は不穏なリズムで満たされています。
神戸市の横尾忠則現代美術館。
新型コロナウイルスをテーマにした新作も含む展覧会です。
会場:横尾忠則現代美術館
会期:2020年2月1日~8月30日
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