「森山大道の東京 ongoing」
次々に登場する都会のスナップ写真。
写される対象は無限にあります。
撮影したのは写真家・森山大道。
展覧会のテーマは東京です。
東京の街をさまよい感情の赴くままにシャッターを切る。
森山は20代の始め、写真技術を習得し路上のスナップショットを撮り始めます。
アレ、ブレ、ボケをものともしない作風が一大センセーションを巻き起こしました。
「街、都市の人混みの中をね、僕も人ごみの一人として入り込んで、結局僕はカメラを持ってるから僕の生理、僕の体質、僕の性格みたいなもんでやっぱりあの当然その人間の間を歩いてるわけで、僕の直感で一瞬見えるわけね。若い頃はね随分追っかけられたり殴られたりしましたよ。カメラ取られたりね。でもそういうことも含めて全てそれが路上のスナップ写真だから」
モノクローム写真のイメージが強い森山。
今回カラープリントの写真もまとめて展示されています。
モノクロでもカラーでも写真に対する思いは変わらないと森山。
しかしカラーにはカラーの面白みがあるといいます。
「モノクロームには象徴性とか抽象性とかね、まいろんなものを含むんですけど、でもカラーはいっぱい。ストレートでいいなと」
写真家となって60年。
森山は今も東京と向き合っています。
「撮っても撮っても撮りつくせない当然ですけど。それはどこの都市もそうかもしれないけどね、やっぱり僕って言う一個のカメラを持つたカメラマンの日常だって毎日毎日いろんな気分が変わるじゃない。当然。都市も街も毎日のように生きて動いているわけだよね。様々な。飽きるわけがない」
今なお進化を続ける森山大道。
この展覧会は恵比寿の東京都写真美術館で9月22日まで。
会場:東京都写真美術館
会期:2020年6月2日~9月22日
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