「生誕140周年 熊谷守一展 わたしはわたし」
単純明快な形と色彩で知られる熊谷守一。
身の回りの題材に向けた画家の観察眼に迫ります。
鮮やかな色合いの丸。
自宅の庭先で咲いていた紫陽花です。
熊谷は50坪ほどの庭に様々な動植物を育て、画題にしてきました。
これはカメです。
実はこのカメ、前年に描いた作品にも登場しています。
身近な生き物の存在に時間をかけて迫ろうとしました。
熊谷が特に可愛がっていた三毛猫。
よく柱の上で寝ていたため、柱猫と呼ばれていました。
こちらは6年後に同じ構図で描いた作品。
以前と比較すると毛並みの色彩が鮮やかに。
輪郭線は赤で引かれています。
何度も描くことで、光の輝きや対象の奥行きを掴もうとしていたのでしょうか。
この展覧会は兵庫県の伊丹市立美術館で今月31日まで。その後ご覧の会場を巡回し
ます。
会場:伊丹市立美術館
会期:2020年6月23日~7月31日
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