普段は決して立ち入ることができない漫画家たちの仕事場にカメラが密着、その貴重な映像を元に浦沢直樹が同じ漫画家の視点から切り込んでいく。
第3回はすぎむらしんいち▽個性的なキャラクター、予想を裏切る展開…すぎむらワールド全開の「最後の遊覧船」クライマックスの執筆に密着▽完全デジタル作画、便利だけれど実はかえって時間がかかる?▽「耳」を描くこだわりに、面白さの秘密が隠されていた!?
どうせ出てるって言うなら
それなりにそれぞれが全部違う反応するからこそ
音声出てくる意味があるんで
やりすぎなやつはずっとドラマおもしろ先生
作者の言いなりにならないやつね
ドキュメント的何してんですけど
僕は何か僕の作劇のコマになってくれ
っていう感じでもないん
ですけど勝手に動くこの人たちがなる
ちゃんと考えないと動き出さない
one_two_threeマーメイドネオ
そのペン先から
どんなドラマでも見出すことができる漫画
この番組では
普段立ち入ることができない
漫画家の仕事場に密着し
創作の秘密に迫っていきます
仕掛け人は浦沢直樹さん数多く
のヒット作を手がけてきた人気漫画家です
浦沢さんは主人公だけでなく
登場する全てのキャラクターを大切にしながら
できましたよろしくとそれぞれの演技なので
シチュエーションに対して
素直に反応する人は素直に反応するし
その時にふんっていう態度をとる人は
糞ってなるわけ
ですかせんのようなものを
人それぞれそれを全部ここに当てはめて
それはそれは大変ですよ
今回登場するのも
次々と印象的なキャラクターを生み出してきた
漫画家ですすぎむらしんいちさんじゅー
年以上にわたって
青年誌を中心に活躍してきました
その作品は独特です草野ふた癖
もある登場人物達が繰り広げるドラマは
読者の予想かるがると飛び越えて行きます
代表作はホテルカリフォルニア
舞台は崖崩れで
外界から取り残された北海道のリゾートホテル
次第に訳ありの従業員たちの素性が
明らかになり暴力団や野生の熊
謎の老人集団まで
南入曽洞にバブルの時代欲望
に踊った日本人の姿を
コミカルに書出しました
笑いの中にある
ちょっとした毒杉村漫画は
多くのクリエイターに刺激を与え
絶賛されています
今回は出血の現場に
日間密着することができました
そこで目にしたのは
常に初心に帰る謙虚な姿勢
そして主人公に対してすら距離
を取ろうとする冷静な眼差しでした
撮影された映像を見ながら
浦沢さんと対談します
個人的にね個人的ですよ
日本一面白い漫画を書く人間だ
と思ってるんですよ
あの本当に面白いです
大好きなんで
タイヤの合う時はお酒の席なんですが
いつも仲良くあわわわやっている仲間
なので今日もその雰囲気で
やれたらいいなと思いますけど
もやややノンアルコール映画が大好きという
杉村さん対談場所として
nhk放送センターの試写室を用意しました
それではすぎむらしんいちさんの創作の秘密
まずはちょっと変わった仕事場からご覧ください
赤羽ロープ何がオープン
かってと僕の目がオープンしてるって言うと
家族への奥は仮眠取ってるこれ消えてます
いつ寝て起きてんだかわかんないんで
声が全然聞こえないんで
はしごで降りるところにすごいよね
パンチかなんですよ
俺の部屋がね
半地下の人々
部屋に仕掛けた定点カメラで執筆を
なるべく妨げないように撮影します
杉村さんはじゅー
年ほど前から
全ての作業をパソコンで行なっています
ペン先は八橋
いつものカリカリする音はしないみたい
目線は常にモニター手元を見ないで
パソコンに書かれた線を頼りに
絵を書いていきます
なんだか不思議な感じすごいよ
ねなぜあの目線で描けるんだろうね
箱根姿勢は良くなりますよね
肩こりとかそろそろ僕もね
アナログでもこっち左肩にあったんで
これはいいかもねこれでも来れますけどね
肩のこらない漫画の描き方なってないけどね
これすね杉村さんイヤホンを取り出しました
音楽を聴きながら
執筆するんですね
何を聞くんだろう
heavy_metalアルコール度数っていうのは
俺の今日この番組はよくペン先のカリカリ
理由は心地良いっていう
風に見てらっしゃる方へ行ってるんですけど
杉浦さんの場合全く音がしないですね
耳から漏れてくるデスメタルのこと
こんなに漏れてる
と思うの刀この時
杉村さんが取り組んでいたのは
最後の遊覧船という作品です
主人公は人気脚本家の小尻陽子
スキャンダルに巻き込まれ故郷に帰ることに
その途中で湖を周回する
遊覧船のハンサムな船長に電話
興味を持ったようこは取材のつもりで
毎日遊覧船に乗ります次第に
惹かれ合う二人とはいかないのが杉村漫画
店長には既に恋人が
さらに個性的な登場人物が次々と
鹿の大群火山の噴火一体どうなってるの
杉村さんらしい以外
さ満点のストーリーが展開していきます
物語はちょうどクライマックスを迎えていました
この日書くのは船着場のおじさん
りょうこに何かと上から目線で語る謎の人物
実は元脚本家です
殺しただけなんだ
これで帰ってくる時に
水色にしたりとかしてます
この脚本家の子ちゃんよね
やっぱおじさんを
書かないで済ませられないですよね
おじさんですよね
もうほっといてはずっとおじさんだけ
書いてたいんですよ
いくらでもいい
壊れれば壊れるほど気になるんですけど
美男美女は壊れたら失敗なんですよね
誰もくれたみたいな
そこに起き上がって
集中して書かなきゃいけない
みたいなものが
楽しさを削いでしまう辛さがあります
おじさんを書くことがそんなに楽しい
なんてちょっと意外です
下書きが終了下書きの線を頼りに
ペン入れに取り掛かります
Tシャツの袖から書くんだ
面白いから帰りますが
たるんだ体から帰ってくるんだね
Tシャツを秒間がそうしたかったですね
今度着古したTシャツとかね
そういう所ばっかり気になるんでしょ
そうです
ね臭いもあるしますからこれにします
親父臭がね
そういうことのね集大成なんですよね
杉村さんの漫画はそうですね
このおじさんはね
セリフがいいよ芝居が欠けてるって
どこから拾ってくんのかなーってよね
あれはね脚本から話なんで
そういう本は何冊も読んではい
はいはい芝居がかけてない
と言われた経験を書いてたんですね
すいませんの漫画見てると
そういう本当の専門家たちが
言いそうな言葉ってのが
そこら中に散りばめられたいっていうのも
ピックアップの仕方がすごく上手いんだろうなと
一番スッポンがいるみたいだ現地現場では
祝ってないんじゃないか
みたいにしてんやりますね
いよいよおじさんの顔絵
今度は耳から
壁に貼られた何かを見ています
上峰耳のサンプルが書いたので
夏コミネ正確に加工
耳だけは適当に帰ったんで送っときました
耳をちょっと見て
ちゃんと履いてみようってやってる
じゃないですか
で耳ってて癖になるんですよなれますね
耳ってて癖になるんだけど
ちゃんと耳のしわしわ
ヒダヒダを書こうっていうような
そのアプローチが
なんかて癖を拒否してるんでしょ
次の漫画の面白さっていうのは
推薦の拒否みたいな漫画家は
たくさんのキャラクターを
掻き分ける必要があります
顔の印象を作る目や口に比べると
耳は自分なりの省略の仕方
て癖で書くことが多くなるそうです
そんなて癖を拒否することが
杉村さんの面白さってどういうことだろう
実は杉村さん
これまた作品によって
絵のタッチを何度も変えてきました
確かに
全然違う画像スライダーで出てきた時に
僕は本当になんだこの前人だと思って
今見ると結構あれですけどね
ぐちゃぐちゃですけどね
あのちょっと洗練された方向に行くかなって
思ったのそうやな方法
ずっと残してるって凄いですよね
そういうストイックさが
全然ないのかもしれ
ないけど僕なんか線を整理しようとか
それはでストイックにとかじゃなくて
やっぱりじゃない方が好きなんですよ
杉村さんといつでもたどたどしく
アローみたいな感じに見え
すぎむらしんいちの顔みたいなもののなんかね
新人大会が素人なのかもしんない
俺でも馬鹿みたいに甘い
んだと思うんですよいやするんですよね
すぐ忘れちゃうんです
次の連載になったらリセットそれが素晴らしい
絵が変になったら駄目じゃないですか
やはりベテランの人で
ずっとどんどん誰にも言われないまま
帰ってきたら
やっぱり変になるじゃねえって
ベテランになればなるほど
行ってくれる人がいなくなりながらので
自分でダメ出しを
やっぱり積極的にしてかないとだめ
毎回リセットして初心にかえる
できそうでできないことですよね
ここで元の二重にするとこがいいよね
あの二人の所と
ちょっと花もちょっと可愛いんですよ
おじさんなのに子供の頃
もしかしたら
ちょっと可愛い子だったのかもしんないな
とか言って思う書き方しません
助けてみますよねおじさんでもね
こんなガキだろ
なんかそういう漢字が書けたらなって思って
ねおじさん書くのは楽しいね
おじさんのコマのペン入れが終わりました
続いてお子さんを
見て驚く主人公陽子に取り掛かります
今度は気から杉村さん
親指が当たる部分のボタンで
ペンと消しゴムを切り替えていました
実はこのペン逆さに持ち替えてもでも消せます
まるで消しゴムがついた
自分が使いやすいように
色々カスタマイズできるデジタルならではです
それにしても
書いたり消したりずいぶん迷っています
力が入りすぎみたいな
手の形を作りすぎだよ
みたいな演技指導で
それは満額払って話も作っても
書いて消耗して大道具
小道具も揃えて演技もしなきゃなんで演技し
途中で延期しなきゃなんないですからね
道具がデジタルに変わって便利に
なっても絵を描く苦労は変わらないんですね
やっぱのデジタルしてから
格段に遅くなりましたね
遅くなったそれはどういうことなんだろう
だからやり直しちゃうからね
消してすぐ消したりとか
やり直しが簡単に出来ちゃうから
葉っぱでアナルがも書いちゃったら
何そんなに仕上げていく
しかないから諦めがつくんですけど
今度は肘から先を線で囲みました
動いた右腕の肘から先だけ動かして
位置や角度を調整こんなこともできるんだ
下書きと比べてみると
手の演技が全く変わっています
杉村さん納得できたみたいにじかんかけて
このページの件入れが終了し
ました続いて背景や衣装をどうするか
指示を赤色の線で書き込んで
アシスタントの天野さんにこのデータを送ります
天からのメッセージ
パソコンが喋り始めた天からのメッセージ
すみませんやっぱり不安になりました
自動音声にすると
なんか逆に花ひろばしたらこれであのですね
作業が
一段落した杉村さん
寝るのかなあそこがベッドなんて
メインベッドですから
OKgoogleろくじにデスメタルで起こして
箱根なるとこあるかな
このぐらいじゃないと起きれないそうだね
そうすれば見せて
あまり音がでかすぎて
OKgoogleストップって
言っても聞こえないんですOK
googleの方が回らなかったら起きてきた
大きい声で言われてそれに負けちゃう
負けちゃう長岡市アシスタントから
原稿が戻ってきていました
仕上がりをチェックどうやらOKのようです
強烈な存在感のあるおじさん
もしこんな人がいたらどんな話をするのか
つい聞きたくなる
そんな出来上がりました
すぎむらしんいちさんは1966年
北海道で生まれました
幼い頃大好きだったのは
特撮ヒーローでも
ちょっと変わった見方をしていたそうです
ある日気づいたですか
人質が取られて一日を取り返しに行くから
この人たちは走ってるんだ
とかいうことにドキドキ
させたくて
こういう話を作ってるんだっていうことに
ある日突然気づいて
誰かが見ている人を
ドキドキさせようとしている
そんな事を子供の頃から考えていたなんて
なんだかすごい
そして大きな影響を受けたのが
衝撃を受けて
広いの家がも暴徒に襲われてですよ
このままどっか行ってて
間に合わないおしまい本屋でチェックして
心臓がバクバクになるし
ここを見つめてましたので
今夜の主人公が必ず勝つとは限らない
全く想像していなかった
展開にショックを受けた経験は
今も忘れられませんそして
思春期にさしかかった頃
もうひとつの出会いが
高校いちにー年だったんですけど
その頃が一番漫画はなんかもつまんねーなー
みたいになってたんですよ
英語組でもしてね
そしたら一本の映画を見たかのような
衝撃を与えられたんですよ
大友先生にドームで大友さんの
登場でたらそういう若者たちが
もう1回やペンを取った
僕らみたいな
それはどれも同じてたとこに
全く異質な者が来たのでね
つーDがすりーDになった
みたいな感じでありました
いました関節があり
シワがあり見て
そんなところにこだわった漫画なんて
見た事なんです
ねそれでいて小動きもあったじゃん
そこ動きそう動いてるって感じが上手い人は
絵が止まりがちなんだよ
大友さんは絵が動いて走行中何て言うね
改めて漫画の可能性を感じた杉村さんは
二十歳でデビュー
その後も様々なジャンルに挑みながら
自分が面白いと思う漫画を書き
続けます独特の世界は
多くのクリエイターやさんに
支持されてきましたところが転機が訪れます
2000年代に入ると
出版不況で取り巻く
状況が変わってきたのですが
売れてる人がいて
その気持ちでまさかこんなにねわんが
今日になってたお金を出すにも一苦労るっていうか
売れ
てなくても
何万部が当たり前みたいな時代だったんで
それが何千っていうの聞いて
あれっと思って時代が変わってきた
納豆でモチベーションが
一時期がっくりなくなったんで
なんかさん年ぐらい書いてなかったのかも
しんないですという
ナンパ売れるということがなければならない
んだと思って
実は今年に入るまでのさん年間杉村さんは
漫画を全くいませんでした
杉本覚えていらっしゃるからですけど
かれこれじゅーご年以上も前ですけど
忘年会かなんかで
僕にどうやったら売れるんですか
来たことあるでしょしらふでした
それでもいっぱい分かるわけないん
だけどそんなことだけど
ちょっと真剣に考えてみたので
一緒に一緒に答え覚えてます
ハリウッドで映画化されるようなつもりで
書いてみたらさ
今なるほどそんな
やり取りを覚えていたかどうかはさておき
待望の新作最後の遊覧船は
これまでの杉村漫画と少し違っています
男前度
がシュッとしたのが
書けないと売れないですよね
受けないですよ
初めて美男美女を主役にした作品なんです
久々に高すぎむら
しんいちメジャー作な感じするわけで
ストーリーで美男美女が主人公って
ある意味ハリウッド映画じゃないですか
そうですね確かに
美男と美女のラブロマンス
なんてすぎむら
しんいちが書くわけがないんですよ
今までだから今回の作品を出すので
読者と広がると思うよっていうのは
モンスター書くときに
全く今でそれまで書いていたのと
新機軸で書き出したので
このミステリーっていうの
全く漫画界では
絶対に通用するわけないって
編集部に言われて大反対されてて
いやこれ絶対に自分ならが当たる
面白いって当たるってなら面白いと思ったので
それを人にどう伝えるかって言うんで
綺麗な青年っていうのを出せば
それはやはり大勢の人が
反応してくれるかもしれないってで
ヨハンっていうの書いたん
ですけどその後に20世紀少年っていうの
書いたらモンスターの部数に
なんか届かない感じがあったので
そこで振って気づいたら
青少年にはご飯みたいなやつがいないからだ
と思ったので
この日何というのがいるだけで
売れるのになるって言うのは
なるほどねって思ったしね
なるほど人気漫画の影に美男あり
ちょっとわかる気がします
この日はまず
ハンサムな船長の顔のペン入れから
主人公のようこに微笑みかける場面です
あまた耳から小耳を超えた
耳が尖ってるとんがってるね本当だ
耳の形をキャラキャラで耳の形まで色男
何いやーでもすぎむら
しんいちの漫画に
こんな色男が出てくると思わなかったね
こいつがもうちょっと
おっさんのパターンも考えたんですけどや
おっさん絶対ちょっとあれ正解
実はこの船長モデルがいるそうです
にじゅー年前か遊覧船に乗った時に
本当にそういう船長が入って寝てて
本当にいたの俺
と思ってんじゃんですよ
徹君たらもう偉そうなこと言って敬礼して
なんかロープ投げたりしてるから
俺はいつか書いて書いてやろうと思っ
そんなエピソードが生かされたのがようことの
出会いのシーン良子が座り込んで
客席には寝ている船長が
ちょっとした体験がこんなふうに
漫画になるんだ
この船長のキャラクターを
読者に印象づけるために
杉村さんある工夫をしています
あるんですよ
そうそうそう主人公が好かれるために
意外な面を出しましょう
それがなんか嫌な奴だと思ったら
猫を助けてたみたいな
というような事なんですが
最初の印象と
違うこと振って
それがこのシーン
かもめをいじめていると思わせて
実は釣り糸を外しているところ
どこまでもひねってきます
自分で言ってよ
自分でびっくりするみたいな
そのだろうみたいなのが自分の中にないと
二国はこうしてこうなる海でしょう
みたいなことを考えても何に
もページがいちページも埋まらないですよね
こう行くだろうと思った通りに書きたくない美男
美女が出ても
予想を裏切る展開は変わらないみたい
次は髪の毛色っぽい感じにしたかったですね
刈り上げ具合がきゅーっていう人ほどでかく
髪型にしないところがいいですよね
ファッショナブル
な坊主は時間かかるね
夫にポンポン植毛し続けるねそうなんですよ
あまりこうフサフサになって
ちょっと線が見れたりしなきゃダメ
おしゃれな坊主頭って思った
より大変にじかんをかけ
このコマのペン入れが完成
主人公に笑いかける船長
髪型も爽やかに
多くの読者のハートを掴みそうな
笑顔です続いて
主人公陽子が泣いているコマに取り掛かります
お尻さんっていう人がダメな人だよね
やっぱりこのダメさっていうのが
このたれ目に出てるよね
杉村さんたれ目な人であれば
たれ目なほど駄目になっていきますね
その人は仕切る仕切るがあるけどね
タレ目だと
この無防備な感じなりますよね
大きな目に涙を溜めた表情は
さすが美人の主人公
でも浦沢さんが感じていたのは
まったく別のことでした
男性漫画家が書いているセクシーとか
エロチシズムっていう感じじゃないの
女性の書いてるような感じがするんだよね
女性が書いている
ような感じ何を見て
そんな風に感じているんでしょう
最後の遊覧船も劇団の体格のいいお姉さんと
二人で温泉入ってて
二人で真っ裸で立ち上がるっていうのが
ああいう感じがすぐ
僕も僕もハッピーとか
そういう時にみんなでテニス選手
女性たちみんなお風呂入ってんだけど普通
に何も隠さず皆ざわざわが立ち上がる
だって普通これじゃんっていう風に
書いちゃうんですよ
フローランテエロチックなわけないよね
そんな状態だと思う
そこに書く不自然さんって言うんですよ
それも思うのだから
女性が書いている色っぽさみたいな方に
南東に見えるんだよね
なんだあのおっさんが
そういうことを下げるんだ
そんなに色っぽいお姉さんいるんじゃないか
と思ってはいない考えてもいないですね
涙が溢れる切ない表情
クライマックスにふさわしいシーンですが
実は陽子がいるのはこのスワンボートなんです
書いてる間は結構感情例えば泣き顔に
感情移入したりなんかは彼の感情移入して
それでうまくいったなと思って
投資読んでみると笑っちゃうんでしょ
良い子のはずなんだけど笑っちゃうんだよ
結果そうなるっていう自分で笑っちゃうでもね
それを最初っから笑うシーンとして書いてたら
そうならないですよねそう
そうそうソコダイジナトコ一生懸命に書いてるって
言うこれはね
杉浦親子の深さですよ
全人類に向けた冷めた目みたいなこと書いて
こういう感じで見てるって事ですか
一旦全部温度を下げてみてみて
そっから見えてくる
真実みたいなものを見ようとしてる感じ
あのいろんな皆さん
辛い思いいろんな家いろんな家にあって
辛い思いされてる方ってな
藤村メッセに行けた家帰っていうか
結局全部コメディじゃんっていう所っていうの
あるかなってしまいすいませ
でもちょっとニヤニヤできるのも確かです
僕の漫画思い出したのは
チャップリンの有名な言葉人生は近くで
見ると悲劇だが
遠くから見れば喜劇であるいから
伝わってくるよう
この悲しみでも
その悲しみが深いほど
遠くから見ている読者はクスリと笑えてしまう
杉村さんらしいシーンです
三日目に取り組むのは
見開きの大護摩湖近くの火山が噴火
この危険な状況で
船長が遊覧船に向かって
泳いでいくシーンです
ドラマチックな場面ですが
画面に書かれたこの文字は愚かだよ
と笑われてもあなたを追いかけ抱きしめたい
これってもしかして中森明菜さんの難破船の歌詞
この歌のモテるって事いったい
どういう状況なんでしょうか
まずは何から簡単な下書きだけで
早速ペン入れ
アドリブでこのシーンにピッタリの
波の動きを探していきます
水はやっぱ本当に帰ってて楽しい
楽しいですよね
漫画家みんな水かきたがるって
誰から編集の人入ってますけど
適当でいいんだけど
そのゆで方みたいなものっていうのが
自分の適当も自分の人じゃないと
駄目だね
自分のイメージがあるから
こういうもの自然物だったり
こういう感じのものっていうのは
自分で書かないと馬鹿ないっすよね
聞いとかねこないだあたりは僕
かなり書いた富良野市の湖ではありますけど
海なんかになると
ほとんどあれがなくなるんですよ
平行が甲府に書きすぎちゃう
ので海じゃなくなっちゃって
何がまっすぐなのか分からないぐらいに
こうやっていう
ラーメンかせるって言うしないといけない
自分が丁度良いと感じる適当ななみわかるような
わからないような世界で何か歌ってますよね
何か着ながら歌っちゃうのは
春何か買ってんだろ
レイジアゲインストザマシーンは
この場面で流れている難破船は聞かないんだ
難破船を繰り返し
繰り返し聴いてもいいんですけど
感情こもりすぎると言うかですね
もちろん冷めてみたい場合
距離感を撮りたいんだから
悲しいシーンでデスメタルをかけたり
真逆のなんかポップなのか気になる
ねしますよね
あるあるあの曲に溺れてただけなんだ
勘違いが起きるあれ勘違いだったのかな
俺も泣きながら返したのに
そうそうそういうの自分にかかるメタルは
何の何の身にも会わないのでいいんです
もう完全杉村がそこにあるわけよ
心距離をとるんとるんですよね
確かにどんな場面からもあえて距離をとる
見えてくるものがあるのかもしれません
続いてトーンを貼っていきます
デジタルなので範囲を決めれば
ワンクリックでこさを変えることも自由自在
反省と思ったら
消しゴムに切り替えて
貼った頭も少しずつ削っていきます
今度はてんにし
て細かく豚を足しています
仕上げるまでにこんなに細かい作業をするんだ
もういいのかな
これで見てるかな白いのたすかーこれ
本当にデジタルまかせつったって
これ書いてるならほとんど手書きだぜん
疲れてません
これ書き続けることにじかん弘樹は関西です
本当にお疲れ様でした
火山が噴火する
不穏な雰囲気に
ピッタリの荒ぶる何
中森明菜さんの難破船が響き渡る中
葉子の制止を振り切って遊覧船に向かって泳ぐ
船長なんとも不思議なシーンが完成しました
大文字性格が出ちゃってんですよね
漫画の魅力って
すごい場所にあるのかなーってね
書けば書く
ほど素っ裸になっちゃうんだけど
それを載せたいんだけど
だけどそれを見せるって言う
何か楽しみとか
会館みたいなものを
つかんでしまった人たちでしょうね
それが楽しくて
読んでる本を読んでいるときっとね
最後の遊覧船は
好評のうちに最終回を迎えました
杉村さん次はどんな
漫画に挑戦するんでしょ
面白すぎますでも
ちょっとちょっとわかったですか分かったよ
気はしますけどね
なんかちょっとまた戻るかもしれない
美少年美青年が入った後もあり
おっさんにしましょうか者
女性読者とか結構きますけど
それはもう何回もいいやん
ちょっと今考える書く
のは気持ちいいからですね
楽しいしてるとかしてるっていう会館までは
死ねないキャラクターがいっぱい降ったのに
なんかあるとこも働きたい
こういうところ書きたいと思ったのが
出て書き足りないですし
キャラクターを書いてるのがやっぱ楽しいんだな
と思うなめんなよ今回はSF
漫画の化粧星野之宣さんの絵の力に圧倒される
ごじゅっぷん過ぎを解禁しちゃいましたね