チャンスはピンチだ。

響くアートの愛好家

日曜美術館「至高の工芸をあなたに~金沢 国立工芸館~」

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10月に石川県金沢市にオープンした国立工芸館。

かつて皇居の側にあった東京国立近代美術館工芸館が移転した。

収蔵されているのは、明治以降「近代」に作られた作品たち。

ある時は国の後押しを受け日本文化を世界に知らしめ、ある時は芸術家としての個性が爆発する。

鈴木長吉、富本憲吉、松田権六、角偉三郎など、<伝統>と<個性>が拮(きっ)抗し生まれる美しい世界を紹介する。

【出演】【国立工芸館 主任研究員】花井久穂,

【司会】小野正嗣,柴田祐規子

 

 

美術の窓 2021年 1月号

美術の窓 2021年 1月号

  • 発売日: 2020/12/19
  • メディア: 雑誌
 

 

 

 

日曜美術館「至高の工芸をあなたに~金沢 国立工芸館~」

放送日

2020年12月20日

 

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皇居のほど近くにあった伝統工芸品の殿堂。

東京国立近代美術館工芸館。

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その名品たちが今年お引っ越し。

移転先は加賀百万石の城下町金沢です。

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新たに国立工芸館としてこの秋オープンしました。

「やってきましたよ。金沢に」

「レンガ作りの建物なんかが並んでて、木々も葉を落として趣があるって言うか」

「歴史の街っていう感じですよね」

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「主任研究員の花井と申します。よろしくお願いします」

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「建物自体も結構古いそうです」

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「もともと金沢の地に長く保存されていた明治後期の陸軍の庁舎です。第九師団司令部庁舎と将校たちの社交場として使われていた建物を保存移築して活用してる」f:id:tanazashi:20201223171634p:plain


 

 

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「最初の展示室は国立工芸館の自己紹介のようなお部屋です。代表する名品を集めております」

国立工芸館のコレクションは全て明治以降。近代の工芸品です。

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「素晴らしいですね。どれもすごいな。これケーキかと思いました」

小野さん気になる作品がありました。

うずら。手に乗せてめでたい」

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5センチほどの小さなうずらに実に細かな模様が施されています。

実はこれ、硯で墨をするときに水を注ぐ水滴という道具。

銀を1/4含んだ銅の合金。四分一を使っています。

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「くちばしから水が出る。ちょっとびっくりした表情」

「羽の表情ですとか本当にたくさんの金属を象眼していたり、彫り混んでいたりして」

「羽の柄が細かいですよね」

「金属なのにフサフサしてる手触り」

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「部屋に入ってすぐ吸い寄せられたんですけど、このちょっと美味しそうな色合いって言うんですか。この色って独特」

「焼き物でピンク色を出すとすごく難しい」

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赤やピンク白などの土の層がまるでミルフィーユのように重なっています。

表面の無数のひび割れによって生まれる独特の表情。

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「作者の松井康成さんは、最初はなるべく傷が出ないように出ないようにで作ってたんですけども、ある時ふっと見た時にこのキズの美しさにハッと驚いて、そこからもキズを生かそうと。つるっとしてなくていいんだよって。ヒビもシワもシミもいいじゃないですか」

 


 

 

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そもそも現代の工芸とは何だったのか。どのように発展してきたのか。

その始まりを物語る作品があります。

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桜の花に鳩が止まっています。

小さな鳥はモズ。

これ焼物です。

初代宮川香山の作品。

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超細密にして超リアル。

京都出身の香山は明治時代、港町横浜へ移住。

そこで窯を開き超絶技巧の作品を次々と生み出しました。

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「鳥の巣みたい」

「花もスゴイ」 

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「彼はもともとこういう作風の人だったのですか」

「明治になってそれまでパトロンだった大名からはちょっとパトロネージが絶たれてしまう。支援してくれる方がいなくなってしまうので、彼は横浜に来て、横浜といえば港町で貿易ですね。海外向け。主に欧米向けの焼物。ちょうど万国博覧会で外貨獲得という意味もありましたけれども、日本の技術力を海外の人に発信してくという大きな命題を背負って焦げ形がものづくりをしていたとあります」

 

19世紀半ば。

ヨーロッパで始まった万国博覧。

日本政府が初めて公式に参加したのは1873年

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オーストリアで行われたウィーン万博でした。

産業技術を競い合う万博の場で、日本は自国の技術をアピールすべくこんなものを展示します。

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名古屋城金のしゃちほこ

巨大さと派手さで人々の目を引こうとしたのです。

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こちらは龍の絵が描かれた巨大な提灯。

世界は驚きます。

日本の職人の技術の高さに。

海外の人々の度肝を抜くべく工芸家たちは超絶技巧を発揮したのです。

国家の威信をかけて。

そして明治の超絶技巧の真骨頂が登場します。

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1893年のシカゴ万博に出品され最も高い評価を得た工芸品。

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金工家、鈴木長吉の十二の鷹。

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鋭い爪。

部位によって形の異なる羽。

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くちばしをかすかに空け、にやりと笑うかのような表情。

銅を中心に金や銀などの金属を使い作られました。

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作者の長吉は実際に鷹を飼育して写生を繰り返し、製作に4年を費やしたと言います。

いかに本物らしく作るか。

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いかに誰にもできない技を見せつけるか。

それが明治の工芸の目指すべき道でした。

しかし20世紀を目前にし時代は大きく変わりました。

 

 

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1900年のパリ万博で新しい芸術の潮流が注目を集めたのです。

アールヌーヴォーです。

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曲線を生かしたフォルムに自然を抽象化したデザイン。

人々はしなやかで軽妙な世界に心奪われます。

この時、こってり写実的だった明治の工芸は時代遅れになったのです。

そんな中、新しい工芸のあり方が生まれてきます。

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「こちらは富本憲吉の作品です。明治の工芸家たちは国家のための工芸というのがバックグラウンドにあったんですけれども、富本憲吉の世代になると個人として自分の表現として工芸品を作るということで一からこの人作るんです。今までは工芸ってのは基本的には分業です。それぞれのプロフェッショナルがそれぞれの工程にたくさん入って積み重ねていくんですけども、富本憲吉は土から生地を焼いて絵付けもするんです。全部フリーハンドなので、職人さんの描く線とはやはり違うのです」

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大正から昭和にかけて活躍した富本憲吉。

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その姿を写した貴重な映像です。

元々インテリアデザインを学び、ロンドンにも留学したことのある富本。

陶芸の世界へと本格的に足を踏み入れたのは20代後半の頃。

富本は宣言していました。

模様から模様を作るべからず。

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富本は過去の名人達の作品をしっかりと学ぶ一方で、その模倣は決してしませんでした。

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このシダの文様も独自のもの。

自分の目で自然を見つめ、写生を繰り返し、生み出したのです。

陶芸だけではありません。

竹細工の世界でも作家の個性が光るようになります。

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生野祥雲斎の《竹華器 怒濤》

まるでメビウスの輪のよう。

竹という素材を知り尽くす作者は、その弾力性を最大限活かしています。

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さらに竹ひごのツルツルとした表側だけが見えるよう。

薄い二枚を腹あわせにしています。

ダイナミックにして繊細。

作者達は素材、技法、そして自らのアイディアを三位一体にし唯一無二の世界を構築するようになったのです。


 

 

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古くは縄文時代から使われてきたと言われる漆の器。

そこにも個性豊かな表現を追求した人がいます。

松田権六

漆の神様。漆聖と言われました。

松田の言葉です。

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人に学ぶ。ものに学ぶ。自然に学ぶ。

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先人に学びその作品に学び、そして目の前に広がる自然に学ぶ。

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《蒔絵螺鈿有職文筥》

松田は正倉院宝物の琵琶に施された文様ヒントに優雅な有職文をデザインしました。

正倉院の物は違う色味の木材をはめ込んで作った木象嵌ですが、松田はそれを漆芸家ならではの技法で表現しました。

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金や銀などの金属の粉を撒く蒔絵。

貝殻の内側。

虹色の光沢を持つ部分をはめ込む螺鈿

それらの手法を見事に使い分けることで、歴史ある文様が新しい輝きを持って生まれ変わる。

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埃ひとつ許さない松田の工房を撮影した貴重な映像です。

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「心のまねをしようと言ったらね、模写模造だったら別に難しくないんですよ。ただそれは模写模造の話し。国宝に匹敵する国宝でないものを作ることになってくるとどうしてどうして、なかなかできません。一生懸命に目標にしても勉強はしているつもりなんですけど」

 

 

たえず変化を続けてきた近代の工芸。

多くの作家が創造のヒントを求めたのがその土地土地の風土です。

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「こちら沖縄のケース。抱瓶。三日月の模様に見えて実はこの紐通しがついてます。携帯用。沖縄の焼き物って黒いんですね。鉄分が多いので白い焼き物を作りたいときには白い化粧をしてる」

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「こちらは九州です。鍋島藩と江戸時代から有名な鍋島焼。昔からこの地域っていうのは白い純白の土が採れる」

澄んだ純白の下地のおかげで赤も青も鮮やかに見えます。

この白があるからこそ透明感のある模様が生まれるのです。

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同じ磁器でも北陸の九谷焼だとまた趣が違います。

九谷の北出窯の作家の作品です。

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地の白を比較すると済んだ純白の鍋島焼に対し、九谷焼は少し灰色がかり陰りがあるよう。

「そもそも生地自体の色が白が真っ白だったら、その余白を見せたかもしれないんですけども。少し色合いが陰りのある色だったので鮮やかな色を乗せるのに適している。生地そのものよりも色絵の具で見せてくって言う」

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そして風土を感じさせる極め付きの作者がこの人。

作者の角偉三郎は捨てられようとしていた廃材をつなぎ合わせ大皿に仕立てました。

傷だらけでもその風土に根ざす素材に可能性を見出した人。

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近寄るだけでかぶれると言われる漆。

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それを少しも躊躇することなく手で触り、絵付けをしていく。

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角偉三郎は型破りな手法で器を作り続けました。

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木目が残る生地にまるで漆と遊び戯れるようにして施された文様。

粗野で素朴な風合いが伊三郎の特徴です。

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「かぶれるね。最近。何遍やってもかぶれる。お酒飲むせいもあるけどね。手以外の道具だとどうしても綺麗になりますよね。均一したものになる。調子によってね。手の調子によって思いもかけない違う良さが出てくる。少々垂れたり、膨らんできたり。線がにじんだり 

 

 

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石川県輪島市

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ここで輪島塗の職人の家に生まれた伊三郎。

しかし若き頃は職人ではなく芸術家を目指していました。

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漆のパネルに絵を描いた38歳の時発表した作品。

この作品で伊三郎は日展の特選を受賞。

しかしこの前衛的な表現に迷いもありました。

そんな時。

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輪島市の隣の小さな集落で、あるものと出会うのです。

歴史ある寺の住職が伊三郎に見せてくれたのです。

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村人たちが昔から使ってきたというお椀。

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合鹿碗です。

高台が高く、厚手で大ぶり。

古くは室町時代から使われてきたと言います。

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「昔は畳とか、御前もない時分から使っていたのかもしれない。そうすると土間でもむしろの上にでも置ける。安定する形。あれくれた野作業。節くれた手が入って持ちやすいようにという、生活の中で息づいてきた器」

その土地の風土を感じさせるお椀。

伊三郎は漆本来のあり方を見た気がしました。

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「あるときは本堂で転がったり。大広間で寝て好きなだけ煎餅を食べながら話してると、ありがとうございました。想像力が涌いてきました。帰ってこれから作りますって言って帰って」

作風はガラリと変わります。

荒々しいデザインに素朴な形。

しかし、漆の作品として認めない人も多くいました。

それでも伊三郎は自分のスタイルを変えませんでした。

綺麗にはしない。

手を加えつつ風土に根ざした素材を活かす。

伊三郎のスタイルは今も受け継がれています。

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息子の角有伊さんです。

「埃が降ってきて着くと思うんですけども、こういう自然の素材が丸見えな時はあんまり目立たない。あってもいいかなと自然の道理かなみたいな感じすね。綺麗な本当には自分で綺麗なものだと本当に少しでもゴミがあるとちょっと嫌な感じしますけど、うちで一度作ってるものはそんなに雰囲気的にも素材に近いものなので、ちょっとした節が反対に個性になると父は言ってましたね」

父が目指したものを有伊さんはこう語ります。

「勝手に出来たって。おかしいですけども、家の父の言い方ですが、キノコのように生えてきたっていう言い方をしてましたけども、本当に大地からわき出たようなって、生まれてきたって感じ。土地から生まれてきた。そういう感じで土地と密着した本当にお椀っていう感じを父が作りたいと思ったんでしょうね。今が繋がるて作ってるそんな感じです」

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今回利三郎が手で絵つけをした合鹿碗を収蔵庫から出してもらいました。

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特別に触らせて頂きます。

「軽い。思ったより」

「地べたに置いても。庶民の器ですので」

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「模様の中。練り金と書いてあるんですけども。使っていくと漆の塗膜ってのが透明感を帯びて行くので金が含まれてる部分がキラキラと分かるようになってまして、使って行けば行くほどの作品の金が出てくる」

「長い時間をかけて、この作品に生き着いた」

「模様は昔からあった」

「伝統の中に自らの創造性をぶつけて来るっていった」

「長い年月培われてきた伝統はそれを受け止めきれるってことですね。作家の個性とその伝統が対話して作品が生まれてる」

f:id:tanazashi:20210110163542p:plain北陸の風土が生んだ九谷焼のコーナーにあの作家の作品がありました。

決して模倣はせず新たな表現を目指した富本憲吉です。

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実は富本は九谷焼の北出窯で学んでいました

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「黄色のところに点々が打ってあるんですね。実は黄色い釉薬って流れやすいんです。すごく一番溶けやすいので、なぜてん点を奥かというと、デザインではなくて止める機能がある。これを富本憲吉は久谷に行って、昔の北出にはみんな黄色に点々があるだってことを気づいて、それをも嬉しそうにその発見を描いている。そのデザインにはその理由と機能がある。それはもう昔から代々皆さんわかってきたことだ。今自分は分かったと。

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実はこちらの器見えないように打ってある。北出さんもあの受け入れる側として富本さんと非常に好影響を受けたっていう感じがありますよね」

「お互いに与え合っている。バックグランド違うんですよね。その二人が」

 

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今、それぞれの土地で風土に根ざした新しい個性が花開こうとしています。

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ここで百年以上続く九谷焼の窯元です。

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現在の当主である4代目の吉田幸夫さんは去年工房の横に石造りのユニークなギャラリーを新設。

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天窓の光差し込む室内に初代からの作品が並びます。

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「本当の色っていうのは外光の自然光がやっぱ一番よくって」

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明治時代に活躍した初代はまさに超絶技巧。

金沢の特産である金箔を粉にしてまく金振の手法で人気を得ました。

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三代目の吉田美統さんは透明な釉薬を金箔にかけ、その輝きを長持ちさせる手法で2001年、人間国宝となりました。

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そして当代の幸央さんの作品。

「少し表面に少しでテクスチャをつけてますので、ちょっと味わいのある色調になってるかなと思っています。やっぱりこれも金を使っての仕事で、代々金彩を命にしてきたうちの伝統的なものを引き継いで新しい表現をしていたいなっていうことで始めた仕事です」

飾るだけでなく使ってほしいという幸央さん。

地元の料理店でも実際に使われ、好評だとか。

そしてこちらは同じ工房で製作する息子、太郎さんの作品。

九谷を離れ京都で学びました。

一切金は使われていません

「こう来たかというような感じはありますね。確かに。生地にちょっと僕ながらだと絵ほ描きたいと思いますけれども怒られちゃうので黙って見てます。父母のものとか、昔のままのものをどうやって乗り越えるかってことは常に考えてきましたが同じとおもってます」

 

そしてここでも新しい個性が。

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見附正康さん。

九谷の伝統技法赤絵細描によって独特の作品を生み出している作家です。

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日本画で用いる面相筆の周りの毛を一周分ぐるりと取り、さらに細くしています。

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文様はオリジナル。

ヨーロッパの教会のドーム天井やイスラムアラベスクをヒントにしていると言います。

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見附さんの作品は現代アートの美術館でも展示されました。

まるで絵画のように壁に掛けるというユニークな展示。

見る角度によって表情を変えるオブジェのよう。

「僕の場合はキャンパス的と言うか鑑賞していただく方が嬉しいですね。全て題名は無題にしてるんですけど自分がその柄を作ってお客様が何かそのお皿を見てどっか違う世界に浸っていただくと言うか違う世界に連れてってもらえるようなそういう作品ができたらいいなと思って作ってます」

 

 

 

取材先など

 

放送記録

av98ingram.wpblog.jp

 

 

書籍

 

芸術新潮 2020年 01月号 東京のミュージアム100

芸術新潮 2020年 01月号 東京のミュージアム100

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/12/25
  • メディア: 雑誌
 

 

展覧会

 

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