国立ベルリン・エジプト博物館所蔵 古代エジプト展 天地創造の神話
今、ここで開催されているのがドイツの国立ベルリンエジプト博物館から来日した古代エジプトの名品を紹介する展覧会です。
エジプトの文明はナイル川の豊かな恵みの下で育まれました。
水の青を映した器。
川の魚や蓮の姿が描かれています。
ナイル川に船を浮かべている様子が表されています。
死んだ後に永遠の命を得て蓮の女神とともにいる古代エジプト人の理想の姿です。
「彼らは常に死を考えていたので、死を常に考えるということは生を考えることにも繋がるわけですよね。そうするとその短い生の間にどういう風に生きたら正しい死が訪れるのかということを考え続けたんだと思います。
古代エジプトの場合には墓ですとか死後の世界を描いたものばかりがあるんですが、それを裏返してみればその彼らの生そのものだというふうに思うのです」
4メートルを超える長さの死者の書。
死後の世界に行くことができるようにとミイラとともに埋葬されました。
これは再生できるかどうか審判を受ける場面。
天秤に心臓が乗せられた運命の瞬間です。
その生が再生にふさわしいか見極められます。
エジプト末期の棺。
全体に死者の書から抜粋された文言が描かれています。
この棺にはさらにもう一つ外側を棺があります。
この時代二重の棺の文言によって死者の再生が祈られていたのです。
展覧会は来年4月4日まで。その後巡回します。
会場:江戸東京博物館 ほか
会期:2020年11月21日~2021年4月4日
映画、ドラマ、アニメの動画視聴ならU-NEXT<ユーネクスト>。映画やドラマ、アニメの名作はもちろん、最新作も超充実なコンテンツ数が特徴です。その数120000本以上。まずは31日間の無料トライアルを是非お試しください。