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「《米谷健+ジュリア展》 だから私は救われたい」【アートシーン】

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《米谷健+ジュリア展》 だから私は救われたい

 

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去年11月にオープンした埼玉県所沢市の角川武蔵野ミュージアム
こけら落としの展覧会です。

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作者は米谷健さんとジュリアさん。
夫婦のユニットです。
ふたりはかつてオーストラリアに住んでいました。

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当時制作した《最後の晩餐》です。
素材は真っ白い塩。
環境問題を意識しています。
オーストラリアでは森が枯れる被害が深刻です。
原因は水の塩分濃度が高すぎること。
大規模農業で水を大量にくみ上げすぎたため塩分の多い地下水が上がってきたと言われています。

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その害を防ごうと生成した塩が作品に使われています。
東日本大震災をオーストラリアで知り衝撃を受けた二人。

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世界中で原子力による発電量がどのくらいあるのかを調査し、作品に反映させました。

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シャンデリアの大きさで各国の発電量を示しています。

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これは中国のシャンデリア。

紫外線を当てると緑色に光るウランガラスを使っています。

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二人は6年前に京都に移住。
創作のかたわら農業を始めました。
その中で作品もだんだんと変わってきたと言います。

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最新作《Disbiotica》のシリーズ。
人物像は異様なもので覆い尽くされています。

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新型ウイルスの感染が深刻な今、農業を通して新たな発想を得た二人のメッセージです。

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「土の中の微生物がすごく自分たちの健康と繋がってるって言う事に気づき、それについてもうちょっと知りたいと思って、

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自分達の中の微生物も見たりするっていう機会ができました。環境破壊の影響で、微生物っていうシステムも崩壊し始めてるような発想だったんですけれども、ちょうどそういうプロジェクトやってる最中にコロナが発生して」

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これは妊婦の姿です。
全身を覆っているのは皮膚の表面に現れた体の中の微生物。

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膨らんだ腹部の長い突起には新型ウイルスのイメージが重ねられています。

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「自分たちの不安、神経症なんですね。すごい不安を抱えてるんですよ。不安にフォーカスして何か作っている。作ることによって不安から解消される部分もある」

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展覧会は5月31日までです。

 

会場:角川武蔵野ミュージアム

会期:2020年11月6日~5月31日

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