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「テート美術館所蔵  コンスタブル展」【アートシーン】

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テート美術館所蔵  コンスタブル展

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イギリスを代表する風景画家ターナーがロイヤルアカデミーに出展した作品です。
銀色に輝く波の上をダイナミックに走る文化。

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水面には赤いブイが。

実は同じ展示室に飾られた画家の絵を見たターナーが競争心に駆られ新たに描き加えたものです。f:id:tanazashi:20210323201119p:plain

ターナーが見たのはこの作品。
作者はジョン・コンスタブルです。
描かれているのはワーテルローの戦いでナポレオンに勝利したことを祝うイギリスの人々。
色彩豊かで華やかな印象を与えます。

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ターナーはコンスタブルの絵に観客の目を奪われることを恐れ、自らの絵に鮮やかな赤いブイを付け加えたのです。
ターナーのライバルだったコンスタブルの展覧会です。

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ターナーと並んでイギリスの風景画を刷新し、その地位を高めたということで大変評価が高い画家です。コンスタブルはどちらかというと遅咲きの画家という風に言えると思います。

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ターナーが26歳でロイヤルアカデミーの正会員に選ばれたのに対して、コンスタブルは正会員になったのは52歳の時ですので、非常に遅く評価されたと言えると思います」

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コンスタブルは1776年、イングランド東部イースト・バーゴルト・ハウスに生まれました。
愛着あるふるさとを描くことにこだわったコンスタブル。

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このような風景の思い出こそが、画家を目指すきっかけになったと語っています。
コンスタブルは目の前の風景を極めて注意に写した画家でした。

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これは彼が投射図を使って描いた秀作です。

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キャンバスに転写する時には正方形のグリッドを用いて一区画ずつ引き延ばしました。

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これが完成した作品です。
遠近法の正確さが際立っています。
彼の最も写実的な作品の一つです。

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空の表現にも関心を示したコンスタブル。
雲の微妙な動きや光とともに変化する表情を描こうとします。
2年間で100点近くの空の習作を残しました。

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コンスタブルは晩年になると写実とは少し違った傾向を見せるようになります。

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風車小屋はこの地域には存在しないものです。

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二本の虹。

最愛の妻を亡くしたコンスタブルは、虹を頻繁に描くようになりました。
悲しみから希望を見出すかのような。
コンスタブルの心の風景です。

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東京千代田区三菱一号館美術館で5月30日まで。

 

会場:三菱一号館美術館

会期:2021年2月20日~5月30日

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