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響くアートの愛好家

「トライアローグ 20世紀西洋美術コレクション」【アートシーン】

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トライアローグ 20世紀西洋美術コレクション

三つの公立美術館愛知県美術館富山県美術館、そして横浜美術館が共同で開催するトライアローグ展。
20世紀の西洋美術の歩みを振り返ります。

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「トライアローグ展は三館が共同で企画をしましたので、各館のコレクションの顔とも言うべき名品が揃っております。中でも三館が共通で所蔵している作家の作品を比較検証する

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アーティスト・イン・フォーカスというコーナーが大きな特徴になっています。時代によって変化する表現やテーマ。それらを比べてみることによって解消が深まっていくのではないでしょうか」

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線と色彩の表現を追い求めたパウル・クレー
独特の技法「油彩転写」を考案したことで知られています。
その技法がもたらす様々な効果を三館の作品から伺うことができるといいます。

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このニュアンスのある線が油彩転写によるもの。
紙一面に油絵の具を塗り、その裏側から尖った道具で線を引き、別の紙に転写しています。
油彩転写の線だけで表現されたパレード。
どこかコミカルです。

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こちらは油彩転写で表現したモチーフの背景を水彩で描き込んでいます。
トンネルのように見える背景が作品の精神性を深めています。

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蛾の踊り。
女性の姿をした蛾が油彩転写で描かれたもの。
背景は格子状のグラデーションで塗り分けられています。
蛾は羽ばたきを止めて闇へと堕ちて行くようです。
下向きに伸びる大小の矢印がやがて訪れる悲劇を予感させます。

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20世紀前半にフランスで活躍したフェルナン・レジェ。
三館の作品からその多様な側面を知ることができます。

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第一次世界大戦に従軍し。機能的な兵器を目の当たりにしたレジェ。
以後、機械文明とそこに生きる人間の姿をモチーフとするようになりました。
一方、レジェは動植物にも関心を抱いていました。

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繰り返し描いたのが縦長の葉です。

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こちらは独特の静物画。
輪郭線は太く、原色を用いた色彩の配置がリズミカルです。
後のポップアートを予感させます。
他にも、20世紀を代表する芸術家たちの作品が展示されています。

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パブロ・ピカソが晩年に描いた座る女。
様々な視点から対象を捉えるキュビスムの作品です。
20代でキュビスムを提唱したピカソですが、晩年になってもその表現を追求し続けていました。

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シュルレアリスムを代表する画家、サルバドール・ダリ
第二次世界大戦アメリカへ亡命した時の作品です。
巨大な卵に突き刺さった飛行機。
できた穴は北アメリカ大陸
流れてた黄身は南アメリカ大陸を形作っています。
作品についてダリは希望と救済を象徴すると語っています。

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展覧会は神奈川県の横浜美術館で来年2月28日まで。
来年4月以降愛知県美術館富山県美術館を巡回する予定です。

 

会場:横浜美術館ほか

会期:2020年11月14日~2月28日

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