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「生誕150年記念 モンドリアン展 純粋な絵画をもとめて」【アートシーン】

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生誕150年記念 モンドリアン展 純粋な絵画をもとめて

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抽象絵画の開拓者として知られるピート・モンドリアンコンポジションシリーズ。
絵画表現を極限まで追求して生まれた傑作です。
モンドリアン抽象絵画を極めるまでの画業の変遷を辿ります。

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1872年オランダに生まれたモンドリアン
アムステルダムの美術学校を卒業後、時折絵を教えながら画家としての修行を積みました。

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33歳頃の作品。
当時のオランダで主流だった写実的な風景画を描いていました。
アムステルダム郊外のヘイン川の岸辺。
描きたい風景を探すために自転車で走り回っていたと言います。
絵が変化するのはその数年後。

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モンドリアンは神智学協会に入会しました。
神智学はあらゆる宗教に共通する純粋な真理を求める思想です。

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モンドリアンは絵画にも純粋な美を求めました。
見たままの色や形ではなく、花そのものがもつ生命の美しさを表現しようとしています。

モンドリアンは39歳でパリに移り住みます。
当時のパリではピカソやブラックがキュビスムを追求していました。

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キュビスムの表現を取り入れながら絵は変化していきました。

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UとBの文字はビルの看板に書かれていたもの。

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絵のモチーフは壁が重なり合う街の風景です。

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その3年後、画期的な作品が生まれます。
この絵には具体的なモチーフはありません。
モンドリアンは色の差を利用して奥行きを表現すると記しています。
暖色の黄色は前に突き出し、寒色の青は奥に引っ込む。
赤はどちらにも動くようです。

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次に注目したのは線の効果でした。
縦横15本の線で分割し、それぞれに色をつけました。
しかしこの作品は画家の仲間から一本調子だと批判されます。

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試行錯誤の末行き着いたのが、このコンポジションのスタイルです。

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幾何学的な構成の中で色面同士がリズムをもって全体的に前に飛び出すようなそのエッジの部分をですね描かなかったり、

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前で止めることによって画面全体が前に飛び出すような効果。色面の大きさを変えることによってそこにリズムだったり強弱だったり解釈が広がっていくということを彼は考えていたと思います」
モンドリアンは色と色面だけの表現を25年近く追求し続けました。

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東京新宿区のSOMPO美術館で6月6日まで。その後巡回します。

 

会場:SOMPO美術館

会期:2021年3月23日~6月6日

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