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「田中一村展 ―千葉市美術館収蔵全作品」【アートシーン】

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田中一村展 ―千葉市美術館収蔵全作品

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一粒一粒まで丹念に描いた砂利。
静かに波を寄せる海には沖に行くほど輝きを増しています。
アダンの実が大きく描かれた暖かい海辺。
田中一村が描いた奄美大島の光景です。
奄美大島で孤高の画業を続けた田中一村
その生涯を辿る作品展です。

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「一村が奄美の代表作でよく知られてます。けれどもそこに至るまでに若い時からずっとあのいかに絵描きとして生きて、集大成につながったかということを学ん丁寧に辿っていこうという展覧会です」

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12歳の一村が描いた日本画です。

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しなやかなツユクサの葉とコオロギ。
幼少の頃から絵の才能を発揮していました。

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一村23歳頃の作品。
絹本の金屏風。
画面いっぱいにに種類の椿を描きました。
肌や木肌の違いを描き分けた緻密な描写。
画家としての力強い意欲が迫ってきます。
東京で育った一村は東京美術学校に進学しますが、2ヶ月で退学。
独学で絵を学んできたのです。

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昭和13年。一村が三十歳の時、一家は千葉に移り住みます。

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慣れない農業をしながら絵を描き続けていました。

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この頃、牧歌的な千葉の農村風景を多く描いています。

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千葉時代に手がけた十六羅漢図。
中国の禅僧、禅月大師の羅漢図がモデルです。

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太い線で大まかに特徴を描き分けた表情豊かな作品です。

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45歳の春、軍鶏師の家に通い写生に打ち込みました。
軍鶏師の依頼で理想とする最強の姿を描いています。
光沢のある美しい羽。
鋭い眼差しと風格。

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見たままの姿だけではなくその強い精神性まで描こうとする一村の気迫が感じられます。

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一村、50歳の時、奄美大島に渡ります。
そこには南の島特有の明るい自然とひたむきな人々が共存していました。
そこで一村の画像は大きな変化を遂げていきます。

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自然の尊さを光に満たされた独自の世界として描き出しました。

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この展覧会は千葉市美術館で今月28日まで開かれています。

 

会場:千葉市美術館

会期:2021年1月5日~2月28日

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