「みんなうんち」「さる・るるる」など、子どもの頃一度は目にした絵本で知られる五味太郎さん(71)のほぼ図録集。
1973年から400作近くを描いてきました。(五味さんの作品を読んで育った女性が編集者になって、企画を持ってきたのだそうです。でも中には一部掲載されていない作品もあるのだと講演会で笑いながらお話しされていました)
五味さんは、最近の出版事情を見ていると「生産性」の向上に汲々しているところが気になるといいます。「まず個人があって、その連合体として社会があるはずなのに逆転している。重厚な価値観で判断するのではなくまず自分で考えて欲しい」と思うのだそうです。